内申点UPのコツ◎

試験の点は取れるようになったが、内申がいまいち。進路を決める時には、得点力に加え内申点も必須。では一体「どうやれば内申がよくなるのか」ポイントをいくつか書きました◎

この記事を書いた人

【西東京市:田無 個別指導塾】稲門進学ゼミナール スペシャルアドバイザー

中学校社会科教員経験36年 N先生

結局日々の授業がいちばん大事

あたり前のことだけど、まずは日々の授業を大切にすることです。中学生は、多くても9人の先生の授業を受けています(高校はもっと多いかな)。それぞれの先生方の授業スタイルは良くも悪くもさまざまです。

  • 一方的にしゃべり続ける先生
  • 授業に何らかの作業を入れる先生
  • 話し合いや相談などの活動を入れる先生
  • 小テストをする先生、レポートを課す先生
  • プリントを中心に授業を進める先生
  • 毎回興味のある資料を持ち込む先生 などなど…。

生徒達は、その先生の授業の個性に合わせて、授業を受けなければなりません。少し理不尽に感じるかもしれないですが、その個性豊かな授業に馴染んでいくことも大切です。「私はあの先生の授業のやり方が嫌いだから」「あの先生は授業中寝ていても起こさないから」と言って、授業に臨む態度がおろそかになっては内申点はあがりません。先生たちは意外と授業中に子供たちを見ています。そんな先生のスタイルにうま~く合わせてみてください。

たくさんの先生達の授業に合わせるって大変なことですよね。でも、「人のキャラクター(性格)をキャッチしてうまくやる」スキルは、世の中に出ても絶対に役立ちます。面白くないな~と思う授業でもその中から何かを吸収しようとしたり、時間を有意義に使うために思考を巡らせることは大人になっても必要な力になります✨

  • 提出物は大丈夫?

そう聞くと、「出してますよ!」と聞こえてきそうですが、「出すだけ」であれば評価は「普通」ということになります。先生たちはその出来栄えを見ています。

  • 計画的に丁寧にやっているかな?
  • 解きなおしややり直しをして、自分の知識として身につくような活用方法をしているかな?
  • 授業中に伝えた注意点を踏まえて取り組んでいるかな?    などなど…。

提出物は様々ですよね。ワーク、ノート、レポート、作品などなど…。教科担当の先生方は、他の教科の先生がどれくらい提出物を課しているのかはわからないことが多いです。だから、特に定期試験前は膨大な量の提出物になるんですよね…。

生徒のみなさんは、これを地道にこなしていきます。そこで大切なのは、提出期限と優先順位です。提出物が多い時は、まず提出物の一覧表を作りましょう。提出物の内容と期限を明確に「見える化」していきましょう。

そして取り組んでいくときのアドバイスとして、一つのものにこだわりすぎないこと!一番期限の早いやつからやっつけますが、途中でくじけそうになったら、別のものにシフト転換しましょう。切り替えることで能率が上がります。一覧表で終わったものに印を付けて達成感を味わってみてください◎

 

そして最後は学校生活

先生たちは「この生徒はどんな風に学校生活を送っているのだろう」が、とても気になります。「おはようございます」「ありがとうございます」「さようなら」「はい」「ごめんなさい」などのなんでもない言葉に感動したりもします。

結構、学校の先生は、心が繊細で子供が大好きで、だからこそ子供たちの言葉や行動に対して感動しやすい人が多いのです。私もそうです。生徒から「いつもありがとうございます」などと言われると「この仕事やっていてよかったな」と思います。

内申点のためだけでなく、日々の挨拶やコミュニケーション、雰囲気や印象は社会にでても「あなた」を表現する要素になります生徒のみなさんは、とにかく充実した学校生活を送ってください。そして、その充実している姿を学校の先生方に見せてください。将来の夢や目標に向かって充実した学校生活を送っている生徒の姿こそ、先生方のエネルギー源になり、そんな生徒達を先生や周りのお友達、大人も応援したいと思うものです。

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